外飼い用犬小屋の自作(DIY)其の二:材料
自作で犬小屋を作るときは材料をどうするか悩みますよね。
最近はホームセンターに色々な材木が売っていから尚更です。
安く犬小屋を自作したいのなら安い材木を集めて作ればいいだけなののでしょうけど・・・。
しかし、木にはそれぞれに特性があるので金額重視で安い材料をかき集めて犬小屋を作るのはちょっと違うと個人的には思っています。
こちらで紹介をしているように作る犬小屋は頑丈で耐久性のことをポイントの1つにしています!
“犬小屋を作る時の木材等の材料は何を使うのがいいのか?”
ということについては色々な意見があると思います。
そんな中、今回外飼い用の犬小屋を自作するのに使う材料は
・檜(ヒノキ)角材 → 柱、梁に使用
・檜(ヒノキ)角材(小) → デッキ部分の床垂木
・檜(ヒノキ)板材 → デッキ床、破風、入口枠などに使用
・SPF材 → デッキ格子に使用
・杉垂木(KD材) → 小屋の床根太(内部)。屋根垂木に使用
・杉胴縁(KD材) → 壁の内部に使用
・15mm耐水ベニア → 床板に使用
・12mm耐水ベニア → 壁板に使用
・塗装コンパネ(カラーコンパネ) → 外部と接する屋根・壁・床「湿気による腐食対策」
・断熱材(スタイロフォーム) → 床、壁、天井(屋根)に入れる
・各部材を補強・連結する金物 → 各所使用
・各種ビス → 各所使い分けて使用
・接着剤関係 → 各所使い分けて使用
・ブルーシート → 犬小屋作成中の養生に使用
躯体関係だけでこんな材料で犬小屋を作ることにしました。
(仕上げ材はまた別の所で紹介をします。)
これらの材料を選んだ説明を簡単にしますね。
まず柱や梁などの骨組みや外に晒される躯体の木材部分にヒノキを選んだ理由として
・強度があり反りなどの変形が少ない木が良いと思ったこと
・湿気に強い木を選んで長く使えるようにしたかったこと
・虫などが付きにくい木材を選びたかったこと
・木肌がキレイで見た目が美しいこと
こんな理由で選びました。
ホームセンターで売っている加工しやすく安上がりな木材といえばSPFです。SPFとはS(スプルス)P(パイン)F(ファー)の頭文字をとった総称です。
建築の2×4工法などの構造材として使われている材料として有名です。
SPF材は軽くて柔らかく加工がし易いので何かを作る時は扱い易い材料です。
それ故に加えて金額的にも安いのでDIY全般では人気のある材料です。
しかし、反りや歪みなど変形しやすく、ヤニなどが出てくるなどの問題もあります。
その他、水分に弱いという外飼いの犬小屋作りには致命的な問題もあり使いませんでした。
SPFの他にも松や杉などの木材という選択肢もあったのですが、やはり総合的に考えるとヒノキ材が外飼い用の犬小屋には良いと判断をしました。
あとは耐水ベニアに関していえば、骨組みになる木材に外、内にベニアを貼ることで強度を出すという目的で使うことにしました。
分厚い木の板で壁、床を作ろうかとも思ったのですが、断熱材を入れたかったこと・気密性も持たせたかったことなどの理由からベニアを両面に使いパネルみたいな壁、床を作ることにしました。
デメリットとしては小屋内側にも使うベニア自体に接着剤が使われている、表面のささくれ感など肌心地が良くなさそう、などが考えられました。
でもこれは表面を仕上げることでカバーできると思い、床・壁・天井の外内ともにベニアを貼ることにしました。
犬小屋を組み立てる時の補強・連結金物・ビスなどの金物関係は外に晒される部分はステンレスを必須としてその他の部分も極力サビの出にくいステンレス製を利用します。
こんな感じで考えて犬小屋作りの材料を選び必要な数量を拾います。
そしてその内容で見積もったら 結構な材料費が!
正直、材料費だけでもホームセンターなどで売られている犬小屋なんかよりは材料費だけでも高くつきます。
DIYのメリットとも言われているお金が安く済むというのとは今回はちょっと当てはまりそうもないです。
というか、店にならなでいるモノとは材質、作り、大きさが全く違うのでそれを比べると自体がどうかとは思いますけどね。
それに、こちらでも説明をしている“DIYのメリット”や“長い目で見れば”という視点では結果としてそれだけの価値があると思っています:grin:
このままいくと仕上げ材まで入れると決して安くはない犬小屋になると思います。
しかしこれも愛犬への愛情の1つ!!
ちなみにホームセンター等で売られている犬小屋は材料、作り等を見れば販売価格でもかなり高いと思います・・・コレ結構マジで
それ同じような材料、作りでいいならDIYのメリットである安く済むということをクリアーできると思いますよ!