外飼い用犬小屋の自作(DIY)其の九 組立て
犬小屋作りに必要なパーツの塗装が終わったらいよいよ組立てです。
まずはテラス部分の横格子となる部分を柱などに取り付けていきます。
この際、犬にかじられてボロボロになる可能性も考え、最悪交換ができることを考えビスのみでの固定としました。
完全に露出する部分なのでビスはステンレスビスを使用します。
次に犬小屋本体の内側部分の壁となる部分を取り付けていきます。
この作業は最初にやっておかないと外を貼った後に内側ではやり難くて仕方ないですから
床となる部分にはこちらで写真に載せましたが断熱材が仕込んであります。
小屋自体は隙間なく断熱材を入れるので断熱性は上がっても通気性は小窓以外は期待できません。
逆にデッキ部分は床にも一定のすき間を持たせることで風通しは良くなります。
なので夏などの熱い日などはデッキの方が過ごしやすいと思います。
逆に寒い冬はデッキ床にはカーペット的なものを、横桟には断熱性のある透明のポリ板などを貼りすき間を塞ぐことで犬小屋本体に吹き込む風を遮り寒さ対策にもなると考えています。
次に小屋の外側の壁に準備してあるベニアを貼っていくわけですが、その前に断熱材を入れておきます。
ちなみに写真によって色合いが違いますが、断熱材は全てスタイロフォームの20㎜を使っています。
隙間なく断熱材を入れたら壁の外側部分に塗装コンパネ(カラーコンパネ)を貼り付けていきます。
塗装コンパネについてはこちらの記事で触れています。
壁同様の作りで屋根となる部分も取り付けていきます。
断熱材を入れる前にビスでベニア(小屋天井部分)と柱梁を固定します。
屋根は面積が多少大きいので下地を取り付けてその間に断熱材を隙間なく挟み込んでいきます。
スタイロフォームはカッターで簡単に切れるのでギリギリの寸法を狙っていき、嵌めこむのがきつかったら削って合わせるぐらいの感覚でやりました。
小屋の天井は15㎜ベニアで梁となる部分全体に乗せるのでどこでも固定はできるのですが、下地となる部分は柱の真芯にくるように取り付けてあります。
屋根に断熱材を隙間なく入れることで、外気との断熱効果の他に雨が屋根に当たる音などを軽減する効果も期待できます。
ちなみに壁も床も天井も下地を入れる時はシックハウス症候群対策のF☆☆☆☆(フォースター)の木工用ボンドと内側からのビスを併用して完全一体化するようにしてあります。
これらが犬小屋の骨組みと完全に取りつくことで高い強度が出ることになります。
屋根に断熱材を入れたら塗装コンパネ(カラーコンパネ)を取り付けます。
最終的に壁は内側から12㎜ベニア(ニス塗り)+断熱材20㎜+塗装コンパネ12㎜で、44㎜厚。
屋根は内側から15㎜ベニア(ニス塗り)+断熱材20㎜+塗装コンパネ12㎜で、47㎜厚。
となりました。(但し、これはまだ仕上がりではなく、この上から仕上げ材を取り付けます)
破風板を取り付けることを前提とした塗装コンパネの寸法になっています。
外側部分の板を大きくし、そこの下に破風板を取り付けないと雨仕舞が悪くなるので屋根板の下に破風板を取り付けるようにしました。
それでも屋根板(塗装コンパネ)と破風板の継ぎ目から漏水する可能性があるので取り合い部分に防水テープを貼ります。
写真の白い部分が防水テープなのですが、写真では解りにくいと思いますが常に低い部分(水下)を先に進めて高い部分(水上)を低いところに被せるように収めていくのがベストです。
写真は逆じゃないか!?と思われるかもしれませんが低い部分の白いモノが高い部分に対して被さっているのは防水テープの養生部分です。
誰もそこまで見てないとは思うけど・・・
ま、それは良いとしてその防水テープの上に水切りを取り付けました。
そして屋根には最後の仕上げとしてアスファルトシングル材を貼ることにしました。
[memo color=”green”]アスファルトシングル材とは100年以上の長い歴史を持つ屋根材です。
全米などで多くの住宅屋根にこのシングル屋根材が使用されています。
防水・消音・耐候など優れた機能性がありながらも軽量で施工しやすい屋根材です。
金額もお手頃なので犬小屋に使う分には十分すぎるくらいだと思います。[/memo]
アスファルトシングルは色々な種類がありますがDIYなのでホームセンターで売っているモノにしました。
このアスファルトシングルを貼る前に本来は防水紙などを敷くのが本当なのでしょうが、そのまま屋根に使ってもいいぐらい水に強い塗装コンパネを下地に使っているので防水紙は省きました。
アスファルトシングル屋根材を全面に貼り、これで一応は犬小屋の屋根としては完成です!
あとは壁の仕上げをすればほとんど完成に近い状態になります。
壁を仕上げる前に隙間から水が入ってこないように塗装コンパネと柱梁のすき間などをコーキングで処理しました。
カラーコンパネの廻りに見える薄い白っぽいのがその部分です。
これでちょっとやそっとのことでは水が入ってこないかと!
「小窓から入るじゃん!」って思う人もいるかもしれませんが、中で段を付けることで水返しとなり小窓の隙間からの水が犬小屋内部に入らないようにちゃんとなっているんです
あ、それと犬小屋の出入口部分について触れていませんでしたね。
テラスと犬小屋のところに壁と入口がないのはその壁を脱着できるようにするためにガッチリと組み込みません。
パーツとして作り、はめ込むというイメージです。
理由は犬小屋の中の掃除がし易いようにするために取り外し式にすることにしました。
ということでこれはまた別のところで紹介をします。
さて、今回は以上となります
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