外飼い用犬小屋の自作(DIY)其の四 骨組み組立て
犬小屋作りの前回の続きになります。
前回紹介した柱と屋根を受ける梁を組み立てたものを2つ作ります。
とはいっても全く同じものではありません。
片流しの屋根をのせるために屋根勾配は必要です。
そのため、柱の長さは1組づつ違います。
そうそう、今回、犬小屋自作(DIY)で使う材料の説明をしましたが少し補足をしておきます。
1つ目の写真を見ればわかると思いますが骨組みに使うヒノキ材にひび割れが入っていますよね。
これは“背割れ”というやつです。意識して割ったわけでもありませんが最初から入っていました。
無垢材なので特に珍しいわけでもなく、というか乾燥の過程で割れるのは珍しいことではなく普通です。
後で割れてこないように意識的に割ることもあるぐらいですから。
最近の住宅では背割しないヒノキ材などもあるようですが、犬小屋で流石にそこまで吟味するまでもないかと。
ただ、見栄え的なものがあるのでこの背割れした部分は全て見えない部分に向けて使っています。
屋根になる部分を下にして屋根勾配の分だけ敷台を置き柱の脚が水平になるようにセットをします。
それらを繋ぐための作業なので高さだけでなく、部材同士の距離も計ってセットをします。
この胴縁は外部に晒されない部分なので杉材を使いました。
ちなみに写真に写っているのは床と壁を作れるように胴縁がL型に入れてあります。
これと同じ要領で犬小屋本体となる部分の床、天井部分に杉材の胴縁を4方回します。
しかし犬小屋本体を作るのにひっくり返す必要があります。
そこでデッキ部分の後々隠れる部分に補強材として仮に胴縁を取り付けます。(写真の右側のボックスがテラスとなる部分)
ちなみに天井部分に斜めに入っている胴縁も補強の意味合いと直角など出すための微調整に使う仮の部材です。
逆さまにひっくり返したら歪みを修正してこの斜めの胴縁をビスで仮止めして固定します。
ここで適当にすると後々、ベニアなどを壁に貼る時に苦労すると思ったからです。
直角にベニアを切ってもピッタリ合わないとすき間が出来るか、ベニアを斜めにカットするしか収める方法がなくなりますからね
全体的な歪みもなく水平・垂直・直角も完璧!
その状態で次に行うのはL型の金物で固定をしつつ強度を出していきます。
木材同士はビスでしっかりと止めています。
金物を使うことで更に歪みなどに対しての強度がでます。
最終的には両面ベニア貼りをするので、それにより各部材が一体化し、強度が大幅に増すます。
なので金物は実際は必要ないのかもしれませんが・・・一応ってことで!
この金物位置も壁や床の中に隠れて露出しない場所に取り付けてあります。
ただ、壁の中に入れて見えない場所に取り付けるということは・・・
少し面倒くさい面もあります。
写真のように木材と絡み金物部分だけ少し材料を切り込まなくてはいけない部分もでてきます・・・・。
面倒くさいけどわかっててやっているんだから仕方ないですね
こんな感じで木材を使い犬小屋の骨組みになる部分を組立てていきます。
写真手前側が犬小屋となる部分、奥側がデッキとなる部分です。
デッキ側の柱根元部分の胴縁は正式な木材を取り付けるまでの間の仮止めです。
このデッキ部分は外に晒される部分なので小屋部分の後にヒノキ材で作ります。
それまでの間は形を保持するために仮止めのまま作業を続けます。
そもそも一気に作れる犬小屋ではないので作っていく間は出したり片付けたりしなくてはいけません。
その時にこうしてきちんと仮止めをしておかないと移動する時に変形してしまう可能性が出てくるので仮止めも意外と大切です。
今回の作業はここまでにしました。そしてその後、小屋を別の雨の当たらない移動させました。
この時点で1人で持ち上げて移動するのは大きさの関係などで無理があるので家族に手伝ってもらいながらの移動です。
既にそこそこの重量があったけど完成したら持てるのだろうかとふと不安にもなりました
さて、今回はここまで!
続きはまた書きますので興味があればご覧ください:smile: